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2012.03.19

ROLEX【2012 バーゼル ワールド】新作情報

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【ROLEX -ロレックス-】「革新」のコンプリケーションモデル「スカイドゥエラー」を発表!!

ロレックスと言ってすぐに思い浮かぶのは、完全防水のオイスターケース、双方向自動巻き上げ機構パーペチュアル、瞬間日送りカレンダー機構デイトジャストなど、腕時計の実用性を向上させた数々の発明である。ほかのスイスの名門メゾンが自らの技術力を誇示するような複雑機構よりも三大発明に代表されるような実用機能を優先。複雑系は、現状ではクロノグラフ(「デイトナ」や「ヨットマスターII」)と第2時間帯表示(「GMTマスターII」や「エクスプローラーII」)といったセミコンプリケーションまでで、アンティークまでさかのぼってもトリプルカレンダーやムーンフェイズくらいしか見られない。

しかし、2012年のバーゼルワールドにおいて、その殻は大きく破られた。ロレックスの2012年新作「スカイドゥエラー」(Sky-Dweller)には、大いに注目だ。

まず外観で目を奪われるのは、文字盤のセンターより6時寄りに配されたメタルのリングだ。24までの数字を配したこのリングは、第2時間帯表示である。従来のロレックスのGMTウォッチでは第2時間帯(ホームタイム)の表示を、センターに配した24時間針とベゼルの24時間インデックスによって行ったが、この「スカイドゥエラー」では、コンパクトで見やすいこの小ぶりな回転リングによって行う。これによって、外観全体が「デイトジャスト」などのドレス系のようなスマートなものとなった。

もっとも、この仕組み自体はまだ序の口だ。今回のロレックスの革新性は、3時位置の日付表示にこそある。この日付表示は、年次カレンダー機構である。この仕組みは、近年、実用的なコンプリケーションとして各社が開発にしのぎを削っているが、時計のカレンダー機構が大の月・小の月を判別して日送り機能を自動調整するため、2月末~3月1日以外、月末の日付調整が不要になる。ロレックスは、月食や日食を意味するギリシャ語の「サロス」と名づけられた独自の機構を開発。ムーブメントの中央に固定された太陽歯車に噛み合い、自転しつつ公転する遊星歯車がある。この歯車は約30日かけてムーブメント上を一周。小の月の30日から1日への日付の変わり目には、歯車の裏のカナが、デイトデスクの早送りを促すピンを強く叩いて、インデックスを2日分送ってしまうのだ(30日→31日→1日と一気に日付が送られる)。大の月の月末には、このカナがピンを叩く位置には来ないため、30日から31日へと普通に日付が送られる。このように、ほかに見られない独自の年次カレンダー機構を、ロレックスは実現してのけた。さらに、文字盤のインデックスの外周に窓が設けられ、一つが黒くなっていることにお気づきだろうか? これは、今が何月であるかを表示しているのだ。

まだある。通常の時計なら、リューズの引き具合で、日付調整などの操作をセレクトする(通常位置で巻き上げ、一段引きで日付調整、二段引きで第2時間帯調整など)。だが、小ぶりなリューズの操作は意外に面倒で、間違いを起こすことも多い。しかし、この時計では、そうした調整の選択は、ベゼルによって行える。回転ベゼルを左へ1段ずらすとカレンダー調整、2段ずらすと時針の単独調整(ローカルタイム調整)、3段ずらすと時分針および第2時間帯(ホームタイム)の全体の時刻調整というモード選択となっており、あと12時方向へリューズを回せば”戻り”、6時方向へ回せば”送り”となる。この仕組みは、リングコマンドベゼルと名づけられ、細かなリューズの段引きが不要となる画期的な仕組みなのだ。

ロレックスの革新性(Innovation)を象徴する、この時計に搭載されるムーブメントは、自動巻きCal.9001。ロレックスが保持する特許技術が7件も投入され、そのうちの4件はこの時計のために開発されたのだから、まさに革新的な機構と呼ぶにふさわしい。部品点数は380パーツに及び、ロレックスでも最大級に複雑なムーブメントと言ってよいだろう。もちろん、耐久性に富んだ両持ち式テンプブリッジ、抜群の耐腐食性や耐磁性などを誇るブルーのパラクロム ヒゲゼンマイ、新型の耐震機構であるパラフレックスなど、ロレックスのムーブメントでは標準となった感のある新機軸はすべて投入されている。パワーリザーブは約72時間を確保し、振る巻上げ状態なら、金曜夜からのオフに外しても月曜朝に動いているというタフネスぶりもありがたい。

これまでのロレックスにないコンプリケーションモデルでありながら、腕時計の実用性追求という遺伝子をきっちりと引き継いだ自信作……時計ファンなら、自身のコレクションに加えたくなる一本に間違いない。

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