検索

腕時計王

  • facebook
  • twitter
  • Instagram
2017.12.11
グランドセイコー メカニカルハイビート36000 プロフェッショナルダイバーズ600m

2017年名作インプレッション Part1

使うほどにその魅力の虜に

グランドセイコー初の

機械式飽和潜水用ダイバーズ

 2017年の時計界のビッグニュースの一つとして挙げられるのが、グランドセイコーが独立したブランドとして、新たな門出を迎えたこと。1960年に誕生した初代グランドセイコーの復刻やその現代デザインが象徴的なモデルとして注目を集めましたが、グランドセイコー初の飽和潜水用の機械式ダイバーズ「メカニカルハイビート36000 プロフェッショナルダイバーズ600m」も目が離せない存在です。

 ダイバーズウオッチは、男性的な佇まいとタフなスペックからいつの時代にも人気の高いカテゴリー。多分に漏れず、僕も大好きで普段愛用する時計の中でもその登場頻度は最多。好きになったきっかけは、高校の入学祝いに父から贈られたセイコーのダイバーズウオッチでした。今も大切にしているその時計は、ケース径も小さく、今となっては控えめ?な200m防水ではあったものの、堅牢なケースにスクリューバック、湾曲した風防で、それまで持っていた時計とは明らかに異なる塊のような存在感とタフな作りのすっかり虜に。

 そんな思い入れあるダイバーズウオッチだけに、グランドセイコーの機械式モデル(ハイビート!)は、バーゼル以降、気になる存在でした。ザラツ研磨によって形成される歪みのない鏡面と筋目の多面体のフォルムを持つブライトチタン製のケースに、操作性と高級感を両立する独自のローレットを刻んだ逆回転防止ベゼル。そして、最高の精度を追求した10振動のムーブメントである9S85を搭載しているのですから。

 これまでにも実機を手にする機会はあったものの、腕に着けると、まずはケースのボリュームからは想像できない軽さと心地良いフィット感にビックリ! 600m防水というスペックからケースは必然的に厚みが相応にあるものの、ブライトチタンを採用することで着け心地の良い重さを実現しています。

 次に気づかされるのは、視認性の良さです。昼夜問わず、屋内や屋外はもちろん、ダイバーズウオッチの主戦場?たる水中でもとにかく見やすい! その理由は針のデザイン(太さや蓄光の塗布された面積の大きさ)に加えて、光を受けることで立体感を与えるダイヤルのドットの装飾による効果も大きいのでしょう。さらに、グランドセイコーのドレスモデルを彷彿とさせる高級感あふれる植字された別体インデックスもやはり同じ効果をもたらしてくれています。こうした一見するとラグジュアリーさを感じるディテールが、実はそれぞれにおいて高い実用性をもたらしているあたりにグランドセイコーのこだわりを強く感じました。また、10振動という高振動ムーブメントは、衝撃を受けやすいダイバーズウオッチに向いているという点も見逃せません。

 主に着用させていただいたのは夏でしたが、着け心地と視認性の良さ、そして高い質感がすっかり気に入り、休日も一緒に過ごすことに。特に今年は、休暇中に少し贅沢をして2度ほど旅行に出かけたのですが、和と洋の素敵な海辺の宿で過ごした際にもこちらを選びました。日中はプールサイドで読書をしたり、泳いだり。夜は着替えてディナー、その後はバーへ。日中の水辺での安心感は言わずもがな。さらにTシャツ&ショートパンツといったカジュアルなスタイルな装いに落ち着いたイメージをもたらしてくれるだけでなく、ジャケパンに着替えても様になるデザイン。質感や美しさ、さらにスペック。上質な腕時計に求められる条件は多い中、グランドセイコーは持つ喜びをもたらしてくれます。「メカニカルハイビート36000 プロフェッショナルダイバーズ600m」は、まさに贅沢な時間をより豊かにしてくれる大人のダイバーズウオッチだと言えるでしょう。

 

取材・文/前田清輝(腕時計王編集部)

Text/Seiki Maeda(udedokeiou)

メカニカルハイビート36000
プロフェッショナルダイバーズ600m
Ref.SBGH255
税抜価格100万円
毎時3万6000振動のハイビートムーブメントCal.9S85を高気密ケースに搭載したグランドセイコー初の飽和潜水用機械式ダイバーズ。自動巻き。ケース径46.9㎜。ブライトチタン。600m防水。
グランドセイコー専用ダイヤル☎0120・302・617
https://www.grand-seiko.jp

夕食後にバーで一杯。シックな雰囲気の空間でも様になる姿を見て、「大人のダイバーズウオッチだなぁ」と、旅先でしみじみ感じたひと時。これ一本あれば、昼も夜も心地良さと満足感は倍になったような気持ちに。
日中はもちろん、暗所での視認性も高く、暗い海の中でも安心!
ケース同様に高い加工技術が必要とされるワンプッシュ・ダイバーアジャスターを装備。ウェットスーツを着用する際にもスムーズにサイズ調整が可能です。
旅先のラフなスタイルにもハマります。カジュアルでシンプルな着こなしほど、この時計がアクセントに。しかし、旅先では呑んでばかりです(汗)。
30年前に父からの高校入学祝いのセイコーのダイバーズ(向かって左)と。クォーツと高振動ムーブメント、SSとブライトチタンなど異なる点は多々ありますが、どちらにもセイコーがダイバーズウオッチに求めるスタイルが感じられるのは気のせいでしょうか。
このエントリーをはてなブックマークに追加

このカテゴリの最新記事

NEWS

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram

FEATURE

腕時計王2017年12月号/冬号 発売中!!
エドックスキャンペーン開催中!
ボール ウォッチ[DEVGRU](デブグル)誕生